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訪日外国人の国籍構成と来日目的

「統計で見るインバウンド」シリーズの第二弾です。

第一回目は、訪日外国人の増加とその要因についてお話しました。
今回は訪日外国人の構成や来日の目的等についてご説明します。

訪日外国人はどこの国からが多いのか

訪日外国人を国籍別で区切ってみていきましょう。
下の図をみてください。
国籍別内訳

これは14年の内訳です。
台湾をトップとして、韓国、中国、香港とアジアのお隣さんたちが続いています。その後に米国がランクイン。
このBIG5の顔ぶれは過去5年間変わっていません(内部での順位変動はあり)。

ただし、これは日本全体の入国者の統計であることに注意してください。
第三回で書く予定ですが、東京や九州といった地域別に見れば、この顔ぶれは異なります。

また、人数で見ればアジア勢が圧倒的ですが、アジアは距離が近い分、滞在日数が短いという特徴があり、入国人数×宿泊日数という視点で考えれば、また別の事実がみえるはずです。

訪日外国人はどこの国からが伸びているのか

次は少し見方を変えて、こちらの図をみてください。
訪日外国人の増加率

各国の10年と14年の訪日外国人数を比較し、増加率が多い順に並べています。
全体としては10年の861万人から14年の1,341万人へと56%増加しています。

タイを筆頭として、ASEAN諸国の増加が著しいですね。

前回、ビザ緩和の話をしたのを覚えているでしょうか。
その効果が出ているのかもしれません。

タイ、フィリピン、ベトナム、インドネシアあたりは人口も多く、経済成長に伴って今後中間所得層が増加するので、中期的には日本のインバウンド戦略のカギになるでしょう。

もちろん、圧倒的な人口を誇るインドや中国も注目です。

訪日外国人は何をしに来ているのか

観光庁が行ったアンケート調査によると、外国人が日本を訪れた目的は下図の通りです。
日本を訪れた目的

観光目的が61%で、業務目的が25%。意外と出張で来る人も多いようです。
残りの14%は知人の訪問や留学などです。

来日目的も国によって大きく差があるので、正確には各国別に数字をみていく必要があります。
一般論として、アジア諸国は観光目的が多く、欧米諸国になると業務目的の比率が高まる傾向にあります。

観光目的で訪れた人の滞在日数は下図の通りです。
滞在日数

約7割が1週間以内の滞在となっています。

ちなみに、外国人が日本を旅する際によく選ぶ「ゴールデンルート」と呼ばれるコースが存在します。
東京から入って、箱根や富士山を経由し、関西に抜けて京都や大阪を訪問するというものです。

これなら1週間程度でも何とか回れそうですね。
実際、先日出会ったフィリピン人夫婦は8日の滞在で、東京3日、箱根2日、京都2日、大阪(USJ)1日という旅程を組んでいました。

訪日外国人は何にお金を使っているのか

14年に訪日外国人が日本国内で消費した金額が下図です。
訪日外国人の消費

全体として2兆円ちょい。
項目別では、買物に7,100億円、宿泊に6,100億円、飲食に4,300億円。

宿泊より買物の方が大きいというのは、日本人の旅行感覚からすると意外な気もしますが、これが最近話題になっている「爆買い」の効果でしょうか。

そういえば、この前秋葉原でアジア系の外国人が炊飯器を1人で6個も抱えているのを目にしました。
炊飯器、温水洗浄便座、魔法瓶を合わせて三種の神器というそうです。

中国の方はこれらを何個も買って、親戚に配るのだとか。

 
今回はここまでです。
ざっくりと市場のイメージは掴んでもらえたでしょうか。

次回は、東京というエリアに絞った訪日外国人の特性をみていく予定です。

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