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飲食店が検討すべき8つのインバウンド対応

最近のインバウンド市場の盛り上がりを受け、飲食業界の方の中には突然経営陣から訪日外国人対応を指示された人も多いのではないでしょうか。

今回は、そうした新任のインバウンド担当の方が最初に検討すべき訪日外国人の対応についてご紹介していきます。

①~⑧の番号を振ってありますが、③以降はどの順番で取り組んでも構いません。

1. 自店を分析する

まず、自店の現在の状況を把握する必要があります。
手始めに、次の3点を検証してみてください。

A. どこの国からの来客が多いのか
すでにある程度外国人が来店しているのであれば、どこの国の人が多いのかを調査しましょう。
来店した目的や、どこで自店を知ったのかをヒアリングできるとベストです

B. 海外サイトに掲載されているか
日本の食べログのように、各国にはそれぞれ口コミサイトがあります。
例えば、アメリカにはTripadvisorという旅行口コミサイトがあり、日本の飲食店が数多く掲載されています。
そこで自店が掲載されているか確認し、評価や口コミにも目を通しましょう。
また、過去に自店を訪問した外国人がブログで紹介しているということも考えられるので、自店を外国語表記でインターネット検索してみましょう。

C. 商品は受け入れられるか
例えば、とんかつ専門店であれば、宗教で豚が禁じられているイスラム教徒を受け入れることは不可能です。
また、日本で一般的に食べられている食材でも、海外では食べる習慣がないということもあり得ます。
次項の「ターゲットを定める」に繋がりますが、そもそも自店の商品が受け入れられない国や地域がないか調べておきましょう。

2. ターゲットを定める

「訪日外国人」と一括りに言っても、国籍や年齢、旅行の形態(家族旅行や出張等)は様々です。
自店の分析を踏まえ、ターゲットとしたい外国人のお客様像を明確にしましょう。
ターゲットの定める切り口としては次の方法が考えられます。

A. 訪日外国人数が多い国に絞る
台湾、韓国、中国、米国など、訪日外国人の国籍別構成比で上位の国をターゲットとする方法です。
どこの国が多いかは「訪日外国人の国籍構成と来日目的」を参考にしてください。
ただし、訪日外国人といっても東京と福岡では構成が異なるので、県や地域単位で数字を見ていく方がより正確です。

B. 訪日外国人数が伸びている国に絞る
これから伸びる国の人にいち早く対応するという手もあります。
こちらについても「訪日外国人の国籍構成と来日目的」を参照してください。
タイやマレーシアなどの東南アジアがねらい目だと思います。

C. 自店にすでに来ている国に絞る
すでに特定の国の旅行者が自店に多く来ている場合、その国籍への対応を一層強化する方法です。
そうすればその国での評判もあがり、さらに多くの人が訪れるでしょう。

D. 宗教で絞る
宗教でターゲットを絞る方法もあります。
今注目されているのはイスラム教徒(ムスリム)ですが、特別な対応が必要なだけに難易度は高くなります。
インバウンド市場でのイスラム教徒の存在感」も参考にしてください。
また、宗教ではありませんが、ベジタリアンに絞ることも考えられます。
ベジタリアンにも色々と種類があるので、この場合も十分に下調べをしてください。

3. 対応言語を決定し、外国語メニューを作成する

飲食店のインバウンド対応の第一歩は、メニューを外国語に翻訳することです。
ターゲットで定めた国の言語に合わせましょう。
Google翻訳などの無料のツールは存在しますが、精度は完ぺきではないので、できればその言語を母国語とする人にチェックしてもらいましょう。
すべてのメニューを翻訳するのが大変な場合は、コース料理を設定してそれだけ翻訳するという対応もありです。
注文を取るのも楽になります。

4. 外国語接客の研修を実施する

ターゲットの国の言語で接客ができるようにするのがベストですが、いきなり中国語やタイ語を覚えるのは難しいと思います。
一番馴染みのある英語で接客できるように練習するのが現実的でしょう。
外国人は日本食の食べ方が分からないということがよくあるので、簡単に食べ方を説明できるとお客さんの満足度も上がります。

5. インバウンドメディアに掲載する

インバウンド市場に対応するため、様々なWebサイトが多言語で飲食店の情報を発信しています。
「ぐるなび」のような大手から、弊社の「Tokyo Dinner Ticket」のような新興のサービスまで様々な媒体があるので、自店に合ったものを探しましょう。
東京都が無料で提供している「多言語メニュー作成支援ウェブサイト」というものもあります。

6. 口コミを集める

自店にすでに外国人のお客さんが来店しているのであれば、彼らが自国の口コミサイトにレビューを投稿してくれる流れを設計しましょう。
ケースバイケースなので一概には言えませんが、例えばアンケートを実施してメールアドレスを取得し、後日お礼メールを送って口コミの投稿をお願いするのもありでしょう。
なお、自店の口コミを自分で投稿するとペナルティーを受ける可能性があります。
不自然な口コミはすぐにばれるので、くれぐれもサクラは使わないようにしましょう。

7. 競合のインバウンド対応を調査する

同じ業態で外国人が数多く訪れている店舗があれば、視察に行きましょう。
きっと何らかのインバウンド対応を行っているはずです。
自店の分析と同様に海外のサイトに掲載されているかも調べ、何が評判に繋がっているのか探るのも有効です。
競合が思いつかない場合は、Tripadvisorなどの口コミサイトのランキングを上位から見ていきましょう。

8. 体験を提供する

和食の料理教室や握り寿司の体験教室に外国人が殺到しています。
料理をただ食べるのではなく、「文化体験」として提供していることが人気を呼んでいるようです。
自店の商品を「体験型」で提供する方法がないか検討してみましょう。

 
以上、飲食店のインバウンド対応を8項目にわたってご説明しました。
いきなりすべてを実行するのはハードルが高いので、できるものから順次取り組んでいきましょう。

もしインバウンド対応で何かお悩みのことがあれば、お力になれるかと思いますので「お問い合わせ」よりご連絡ください。

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