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中国人観光客向けのマーケティングを考える上で知っておくべきこと

今年のインバウンド市場で最も注目されているのは中国だと言ってもいいでしょう。
「爆買い」などはもう流行語のレベルですね。

今回はその中国にフォーカスし、中国人観光客向けにマーケティングする上で頭に入れておきたい中国人の「特徴」をご紹介します。

訪日中国人の規模

はじめに、中国からの訪日客がどれくらいいるのか見ておきましょう。
先日、15年1~6月の訪日外国人数が発表されました。
15年上期の訪日外国人数

中国からの訪日客が218万人で第一位、14年の同期と比べた伸び率も 100%を超えてぶっちぎりの第一位です。
14年通年の訪日中国人数は241万人でしたが、今年は半年でそれに匹敵する規模になっています。

すごい勢いで増えていますね。

中国人観光客を相手にする上で知っておくべきこと

ここからは、中国人の特徴をみていきます。

① 買物リスト

「爆買い」という言葉に表されているように、中国人観光客はたくさん買物をします。
しかし、彼らは衝動買いをしている訳ではありません。

予め日本で購入するものをリサーチし、「買物リスト」としてまとめてから来日します。
リストには親族や友人から買ってくるように頼まれたものも含まれます。

中国人観光客に何かモノを売るためには、彼らが中国にいる時点で商品情報を得られるようにし、この買物リストの中に入れてもらう必要があります。

日本に到着してから商品を知ったのではもう手遅れというわけです。
買物リストを作成する際には知り合いからの推薦やネットの口コミ等を参考とするようです。

② WeChat

中国には通称「グレートファイアウォール」と呼ばれるネットの閲覧規制があります。
中国当局が認めないサイトにはアクセスできません。

このグレートファイアウォールによって、中国では以下のサービスを利用できません。

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
  • Google

つまり、FacebookやTwitterで中国語のページを作っても中国人観光客には届かないのです。

一方、これらのサービスを代替する中国独自のサービスが存在します。
例えば、WeChatとWeiboです。
wechat

WeChatはLINEに、WeiboはTwitterに相当すると考えてください。
特にWeChatのアクティブユーザー数は4億人を超えるとされており、中国最大のコミュニケーションツールとなっています。

最近ではWeChatで企業ページを作成し、中国人向けに情報を発信している日系企業も増えてきています。

ただし、WeChatの企業公式アカウントを作成できるのは中国籍企業だけです。
中国に現地法人がない企業は、どこかの別の中国企業と提携する必要があり、難易度は少々高めです。

③ QRコード

QRコード

QRコードは(株)デンソーが開発した登録商標ですが、中国でもかなり普及しているようです。

前述のWeChatやWeiboのスマホアプリでもQRコードをスキャンできます。
実店舗で中国人を自社サイトに誘導したい場合、QRコードとWifi環境を用意すればスムーズにアクセスできるようになります。

④大衆点評

世界最大の旅行口コミサイトであるTripadvisorをご存知でしょうか。
アメリカ発のサービスで、世界中の観光地、ホテル、レストランなどの口コミが掲載されています。

大衆点評は中国版のTripadvisorと考えてください。
中国国内はもちろんのこと、日本中のホテルやレストランに関する口コミが掲載されており、中国人観光客の意思決定に大きな影響を与えています。

たとえば、東京のレストランの口コミランキングをみてみましょう。
大衆点評

新宿の一蘭が第一位、口コミの数も652と圧倒的です。
新宿を歩くと一蘭の店前に外国人の行列を目にしますが、こういう口コミが影響していたわけですね。

中国人の来店を増やしたければ、この大衆点評に口コミが投稿される仕組みを設計するのも一手です。

⑤銀聯カードとアリペイ

銀聯

中国ではVISAなどのクレジットカードはあまり普及していないと言われています。
代わりに中国人が利用しているのが銀聯(ぎんれん)カードで、発行枚数は45億枚にものぼります。

銀聯にはクレジットカードとデビットカードの両方が存在しますが、その多くがデビットカードです。
デビットカードとは、使ったその場で銀行口座から代金が引き落とされるカードです。

中国人はクレジットカードを持っていないことが多く、海外に持ち出せる現金にも制限があります。
そのため、高額商品を買う際には銀聯カードが欠かせません。

家電量販店等ではほとんどが銀聯カードに対応しています。

また、最近では「アリババグループ」が提供するオンライン決済サービス「アリペイ」も注目されています。
日本ではまだあまり見かけませんが、すでに韓国のデパート等ではスマホを利用してアリペイでの決済が可能なようです。

これから中国人にお財布を開いてもらうためには、銀聯カードとアリペイでの決済が不可欠になってくるのではないかと思います。

 
以上、中国人観光客向けのマーケティングを実施するうえで知っておきたいことをご紹介しました。
もしインバウンド対応で何かお悩みのことがあれば、お力になれるかと思いますので「お問い合わせ」よりご連絡ください。

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