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飲食店が外国人観光客の客単価を上げるには

弊社は都内の飲食店とお取引をさせて頂いていますが、インバウンド対応の中で必ず話題になることがあります。

「外国人観光客は客単価が低い」ということです。

そして、外国人観光客の客単価が低いといわれる最大の要因は、お酒の注文の有無です。

私たち日本人は一つの店でご飯を食べ、お酒も飲むということが当たり前ですが、海外では必ずしもそうではありません。

レストランでは食事だけ、お酒はバーやパブでというのも珍しくありません。
そもそも旅行中にはあまりお酒を飲まないという事情もあります。

これは、原価率をいかに抑えるかが課題の飲食店にとっては死活問題です。
原価が高い料理と原価が低いアルコール商品とで、原価率のバランスを取っている場合が多いからです。

もちろん、お酒を飲まないため滞在時間が短く、回転率が上がるというメリットはあるので一概に問題だとは言えませんが、今回は外国人観光客からお酒の注文を取って客単価を上げる方法をお伝えしたいと思います。

どんなお酒が売れるのか

外国人が注文してくれやすいお酒は何でしょう?

ビールでしょうか?
ワインでしょうか?
日本酒でしょうか?

結論としては、「日本産のもの」であれば何でもオッケーですが、個人的には日本酒をお勧めします。

日本酒は英語で「Sake」と言い、日本語が英語になるくらい「日本のもの」というイメージが強いです。

私たちがドイツに行ったらビールを、フランスに行ったらワインを飲みたいと考えるのと同じで、日本では日本酒を飲みたいという人は多いです。

焼酎も日本の酒と言えるかもしれませんが、こちらはアルコール度数が高いため、飲む人を選びます。

次からはどうやって日本酒を注文してもらうかを考えていきます。

メニューをつくる

飲食店の外国語メニューをみると、ドリンクの項目は一番最後のページに置かれ、次のように記載されているのをよく見ます。

Beer ¥600
Sake ¥800
Red Wine ¥600
White Wine ¥600

これでは「日本酒を飲みたい」と思ってもらうことは難しいでしょう。
銘柄すら分からず、興味を持ってもらえる作りになっていません。

では、どうすれば日本酒に興味を持ってもらえるのでしょうか?

①独立したメニューを用意する

そんなにしっかりとしたものではなくていいので、日本酒のメニューは料理や他のドリンクのメニューから独立させましょう。

そして、価格の違う日本酒3銘柄をピックアップしてください。
種類が多いとかえって選びづらいので、3つがいいと思います。

一般的には真ん中の価格のものが売れるので、一番売りたい日本酒が真ん中の価格となるようにしましょう。

また、中国人観光客は「価格が一番高いもの=一番良いもの」と考えて注文する傾向があるので、1銘柄はそこそこ高級なものを入れておいてもいいと思います。

②日本酒の詳細を伝える

3種類の日本酒それぞれに対し、銘柄は当然ながら産地や製造方法、味を説明する文を記載してください。
さらに、酒蔵の歴史の説明や写真を挿入するとより魅力的になります。

その日本酒に関する「ストーリー」を伝えることで、外国人観光客の興味を喚起することができます。

なお、産地を説明するにあたっては日本地図を入れてください。
「Yamaguchi」と県名を書いても外国人にはピンときません。

飲み比べセットをつくる

上記のメニューを作るだけでも日本酒の注文は増えると思いますが、さらに注文を増やす方法があります。

それが「飲み比べセット」です。
ピックアップした日本酒3銘柄を少しずつ味見できるセットを用意してください。

これなら「普段お酒はあまり飲まないけど、せっかくだから日本酒は試してみたい」というお客さんを取り込めます。
また、飲み比べて気に入ってくれた場合には追加の注文に繋がります。

つまり、日本酒3銘柄+飲み比べセットの合計4つの項目の中から選択してもらうことになります。

お酒を勧める英語フレーズを覚える

英語でお酒を勧めるフレーズを覚えましょう。

私は学生時代に大阪の梅田駅近くの飲食店でアルバイトをしていました。
土地柄、外国人旅行者の来店も多かったです。

私は外国人からも日本人と同様にお酒の注文が取れていたので、外国人があまり飲まないというイメージはありませんでした。
しかし、今思えば、それは私がお酒の注文を取るための簡単なフレーズを使えていたからだと思います。

言葉の通じない外国人のお客さんには緊張してしまうものです。

普段日本人のお客さんに対してはファーストドリンクを勧める、もしくはお代わりを伺うということが出来ている方でも、外国人のお客さんには躊躇してしまうことがあるのではないでしょうか。

しかし、外国人のお客さんからお酒の注文を取るのはそんなに難しいことではありません。

次の文だけ覚えください。
Would you like something to drink? (何か飲み物はいかがですか?)

日本酒を勧めるなら、
We have good Sake! (おいしい日本酒が揃っています!)
と付け足すのもいいでしょう。

お代わりを聞くときは、
Would you like another Sake? (日本酒もう一杯どうですか?)

これだけです。
むしろ、「Would you」というのは丁寧にするための表現なので、「Something to drink?」だけでもいいかもしれません。

正直なところ、これが英語圏で使われる自然なドリンク注文の表現なのかは分かりませんが、これで100%通じます。

よほど格式高いお店でもない限り、細かい文法や綺麗な発音など気にする必要はありません。

言葉は意図が伝わればそれで十分です。
私自身、丁寧な表現はほとんど使っていませんでしたが、それで「無礼だ!」とトラブルになったことは一度もありません。

逆に、
What do you recommend? (お勧めは?)
と聞かれることもあると思います。

その時は飲み比べセットを指させばいいでしょう。

 
以上、飲食店が外国人観光客からお酒の注文を取って、客単価を上げるための施策をご説明しました。

もしインバウンド対応で何かお悩みのことがあれば、お力になれるかと思いますので「お問い合わせ」よりご連絡ください。

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