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訪日外国人ベジタリアン〜市場規模〜

これまでの訪日外国人ベジタリアンに関する記事では、ベジタリアンの種類や日本での困難について説明してきました。

<参考>
訪日外国人ベジタリアン〜基礎知識〜
訪日外国人ベジタリアン〜日本での困難〜

では、そもそも訪日外国人の中にベジタリアンはどれくらいいるのでしょうか?
また、ベジタリアンは日本滞在中にどれほど食事にお金を使うのでしょうか?

今回はその点について考えてみたいと思います。

ベジタリアンが多い国

残念ながら、世界中にベジタリアンが何人いるのか、どの国に何%くらいいるのかという正式な統計はありません。

ただ、一般論として、「人口に占めるベジタリアンの割合が高い国」というのは存在します。

ある程度オフィシャルなものから、新聞記事レベルの情報も含め、弊社が独自に調査したところでは以下のような結果になりました。

調査方法が違ったりベジタリアンの定義が異なっていたりするので、正確性は保証できませんが、全体像は掴んでもらえるかと思います。

スクリーンショット 2016-08-23 14.17.53
もう少し長いリストがあるのですが、これは主要国抜粋版です。

これを見ると、インドがベジタリアン率40%と圧倒的です。
人口13億人の国の40%なので、すごい人数ですね。

インドは宗教・文化的な理由からベジタリアンが多いです。
(詳しくは「訪日外国人ベジタリアン〜基礎知識〜」参照)

2位の香港25%ですが、こちらはよく分かりません。

3位は台湾で14%です。
台湾は仏教文化ということもあり、「素食」と言われるベジタリアン文化が普及しています。

台湾の素食は英語で「オリエンタル・ベジタリアン」と呼ばれ、少し特殊です。

卵や乳製品を含む一切の動物性のものを口にしないという点ではヴィーガンと同じですが、オリエンタル・ベジタリアンはさらに五葷と呼ばれる野菜類(ネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウ、アサツキの5つ)も避けます。

4位のイギリス以下は欧米圏が続きます。
欧米では近年、健康や動物愛護の側面から、ベジタリアンをライフスタイルに取り入れる人が増えているようです。

日本のベジタリアン率は4.7%です。
20人に1人程度なので、まだまだベジタリアンはマイナーなコンセプトと言えそうです。

訪日外国人の中のベジタリアン

では、訪日外国人の中にベジタリアンはどれくらいいるのでしょうか。

上記のベジタリアン率に、2015年の訪日外国人数を掛け合わせ、訪日ベジタリアン数を算出しました。さらに、訪日ベジタリアン数を足し合わせ、全体の合計として出しています。

スクリーンショット 2016-08-23 14.18.03

この推計によれば、訪日ベジタリアン数は134万人、2015年の訪日外国人数が1,974万人だったので、全体の6.8%を占めることになります。

そして、2015年の訪日外国人の飲食費は6,420億円でした。
ベジタリアンの飲食費がこの6.8%だと考えると、437億円です。

つまり、訪日ベジタリアンの市場規模は437億円と推計できます。

これからの流れ

最近のインバウンド対策として、特にイスラム教徒(ムスリム)対応が注目され、多くの外食企業がムスリムフレンドリーやハラル対応に取組み始めています。

一方で、ベジタリアンはムスリムほど脚光を浴びておらず、まだまだ手をつけている企業が少ないのが現状です。

しかし、上記で示したように、ベジタリアンも結構な人数が来日しており、十分な市場があると考えられます。

弊社は「ベジタリアンを広めよう」という立場にはありませんが、「ベジタリアンが日本で食事に困っている」という現状を日本の課題と認識し、解決するためのサービスを近日中にリリースする予定です。

日本の飲食店のベジタリアン対応を一歩進める流れを創っていきます。

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