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2019年の訪日外国人ベジタリアン〜人数と市場規模〜

本統計調査は2017年の初回調査後、毎年データを更新して公開しています。

※2020/3/28
2019年訪日外国人の国別構成比が公表されたため、数値を最新のものに更新。各国のベジタリアンの割合も再調査し、必要に応じてデータを差し替えました。

なお、本統計はテレビや新聞などメディア各社にご利用頂いていますが、各社が引用した時点の数値とは一致しない可能性がありますのでご了承ください。

これまでのデータのご提供先(抜粋)は以下からご覧いただけます。
https://frembassy.jp/media

ベジタリアンが多い国

残念ながら、世界中にベジタリアンが何人いるのか、どの国に何%くらいいるのかという正式な統計はありません。

ただ、一般論として、「人口に占めるベジタリアンの割合が高い国」というのは存在します。

ある程度オフィシャルなものから、新聞記事レベルの情報も含め、弊社が独自に調査したところでは以下のような結果になりました。

調査方法やベジタリアンの定義が異なっていたりするので、正確性は保証できませんが、全体像は掴んでもらえるかと思います。

これを見ると、インドがベジタリアン率29.8%と圧倒的です。人口が13億人の国なので、すごい人数ですね。インドは宗教・文化的な理由からベジタリアンが多いです。

2位のインドネシアと5位の台湾も宗教が関係していそうです。前者はイスラム教、後者は仏教が多い国ですね。

ちなみに、台湾では「素食」と言われるベジタリアン文化が普及しています。「オリエンタル・ベジタリアン」とも呼ばれ、動物性の食材だけでなく、五葷という野菜類(ネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウ、アサツキの5つ)も避けます。

上位には欧米の国も目立ちます。この辺りは動物愛護や環境など、エシカルな視点で菜食を選択する人が増えていると言われています。もちろん、健康志向も大きな理由です。

なお、弊社の調査によると、日本のベジタリアン率は5.7%です。
日本のベジタリアン・ビーガン・ゆるベジ人口調査 by Vegewel

訪日外国人の中のベジタリアン

では、訪日外国人の中にベジタリアンはどれくらいいるのでしょうか。

上記のベジタリアン率に、2019年の訪日外国人数を掛け合わせ、訪日ベジタリアン数を算出しました。さらに、訪日ベジタリアン数を足し合わせ、全体の合計として出しています。

この推計によれば、訪日ベジタリアン数は182万人、2019年の訪日外国人数が3,188万人だったので、全体の5.7%を占めることになります。

そして、2019年の訪日外国人の飲食費は1兆389億円(速報値)でした。

ベジタリアンの飲食費がこの5.7%だと考えると、訪日ベジタリアンの市場規模は592億円と推計できます。

食のバリアフリーを目指すサービスVegewel

弊社では、ベジタリアン・グルテンフリー・アレルギーなど「食の制限」に特化したレストラン情報サイトVegewelを運営しています。

健康・ポリシー・宗教などを理由に特定の食材を避ける人は、日本人にも外国人にも数多く存在します。しかし、海外に比べて日本はこの認識が薄く、対応が大きく遅れています。この現状を変え、「食の制限」に関係なく、みんなで笑って食事ができる文化を日本に創ることを目指しています。

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フレンバシーのサービス

弊社では、ベジタリアンやビーガンが関係する市場で、様々なサービスを展開しています。

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